上履きには「草履(ぞうり)」をはいています

身心の自立と自律の為、草履履きをしております。自立とは、体のゆがみがなく、文字通り、自分の足でしっかり立つ、という意味です。自律とは、心にゆがみがなく、自分のことは自分でできるようになることです。

体のゆがみとは、骨盤や肩の高さの左右差であったり、猫背などです。心のゆがみとは、目の輝きがなく、朝からあくびをしていたり、集中力、忍耐力に欠け、あまりいい表現ではありませんが、すぐにキレる状態のことです。これらのことは、全て足元に原因があるのではないかと考え、草履履きをしております。草履を履くには、足の指を使わなければ履くことができません。足の指を使うには、足裏の筋肉を使わなければ、指がつかんだり、ふんばったりできません。そのことによって、足の裏のアーチができます。サイズの合わない靴を履いていると、靴の中で指があそんでしまい、浮き足になってしまったり、踵が外側に向いてしまうようになったりします。直立二足歩行をする人間にとって、足はとても大切です。足元からの健康。足元からの姿勢作りを考え草履履きを行っております。

足裏の状態を把握する為に、学期に1度、足裏の写真を撮り、保育に活かしています。学年末に学期ごとに撮影した足型写真を1枚にまとめて、保護者様にお子様の成長の記録としてお渡ししています。

3年間を通してお友だちの足型を見てみると、大きく成長し、土踏まずができて、足の指がきちんとついていることが分かります。